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男性声優と狂気とボーイズラブ

Paradise 感想・レビュー

 
18禁ボーイズラブゲーム ・PIL/SLASH『Paradise』のレビューです。
 
シナリオ:★★★☆☆
スチル :★★★☆☆
音 楽 :★★☆☆☆
キャラ :★★☆☆☆
作品紹介:
しがないアルバイターの主人公・アヅマは、
地元商店街の福引で南の島へのリゾート旅行を引き当てる。
 
「もしかしたら旅行先で、可愛い女の子と出会っちゃったり……する可能性もあるもんな」
 
軽い気持ちで参加したツアーは、野郎だらけの無人島6日の旅だった。
落胆するアヅマだが、次第に見知らぬ男たちとも打ち解け合い(1名を除く)、
無人島ライフをそれなりに楽しんでいた。
 
だが、そんな自由気ままな生活も長くは続かず、徐々に雲行きが怪しくなり始め、
やがて至上の楽園は最凶最虐のクローズド・サークルと化す。
アヅマの運命やいかに――!?
 
 

 

●シナリオ: 休養沢ライチ(★★★☆☆)
良い意味での問題作。共通ルートにミステリ要素があって、期待してた以上に話の展開や作品のテーマが面白かった。初めは『男同士、無人島、6日間。何も起きないはずがなく…』のエロエロ乱交パーティー展開を想像したけどそんな要素は一切なかった。クソって言葉がクソほど出てくるラブデス節で殴られ、エロエロパラダイスは暴力レイプ殺人地獄楽園になりました。ホラー・ビックリ要素はないですが暴力死体殺人は多々あるので苦手な人は気をつけてください。そもそもBL的な甘さが少ないのでプレイヤーも一緒に飢えを感じることが出来ます。その徹底した暴力表現を「暴力シュミじゃない〜萌えない〜パス〜」と切るのは勿体無い。それほどプレイして良かったです。私はこの作品をプレイしてから暴力について考えるようになりました。
欠点はシナリオの短さ。フルプラで攻略3キャラなのにルートシナリオが短く「えっここで終わり!?」という箇所であっさり終わる。起承転結でいうなら、起承が上手くて転結が弱い。故にイマイチ締まらない感じ。
 
●スチル :ことみようじ(★★★☆☆)
エロスチルが本当にエロくて良かったです。具体的には、腹筋、手、絶対目線を合わせるキス、肉感がある舌、アングルが妙にエロいところがグッドでした。ただスチルが良くてもセックスシーンが突っ込んでアンアンして中出しfin☆ばっかりなのがなんとも勿体無い…。アンアンハァハァしてるだけのセックスより、弱さや依存や愛情を見せ合う気持ちを交わすセックスをみたかった。
 
●音 楽 :SENTIVE(★★☆☆☆)
OPの楽園が崩壊していく感じは良かったです。可もなく不可もないSENTIVE。
 
●キャラ :主人公総受(★★☆☆☆)
<主人公> アヅマ(刺草ネトル) …共感を得やすい主人公のアヅマが一番共感出来なかった。良い意味で。理由は後述。
<攻略対象>ミツギ(一条光)、マツダ(テトラポット登)、タカラ(湯町駆)、 シマダ(機知通)、ホンゴウ(紫乃森響)…こちらも詳しくは下記で。
 
 
==以下各ルート感想ネタバレ有==
 
【好きなキャラ】タカラ
【攻略順】マツダGOOD/極BAD/BAD→ホンゴウ→ミツギGOOD/BAD/極BAD→シマダ→タカラBAD/極BAD/GOOD
 
 
いきなりネタバレ全開なのですが、この作品のテーマは「暴力」で元ネタは「旧約聖書」なのかなと私は思いました。暴力は言わずもがな…と思いますが、なぜ旧約聖書なのかというと、
Paradise=失楽園
金髪の焼死体=全焼のいけにえ
島の蛇とリンゴ=アダムとイヴ
弟殺し=人類最初の殺人
など旧約聖書から引っ張ってきてる要素が多いのでそう思ったのですが、そう言及してる感想を一切見かけ無いのでちょっと自信なくしてきた…。だから焼死体スチルにも意味があったと思ってる…。
 
暴力については、攻略キャラ達が「これが俺の愛情表現だから受け入れてくれ!」と撲殺天使ドクロちゃんのような愛をぶつけてくるけど、これはボコリ愛とかケンカップル萌えというより、作者からの問いかけなのかなと感じました。作中でアヅマは暴力を愛で受け止めるという描き方はされておらず、あくまで被虐されるのが自分の役割のように、嵐が過ぎるのを待つように、喚きながらもじっと暴力を受け入れてる。明らかに普通の心理じゃない。暴力を受ける役割、そういうロールプレイって頭でわかってるから一瞬で日常に戻れるアヅマが怖すぎる。ミツギはそういう意味で「心の準備がいる」って言ったんじゃないかな。さらに暴力をなかったことにするのではなく謝ることにこだわるし謝らない事に腹をたてる。罪を犯すことより罪を償わない事がアヅマにとって重要なのがすごく気になった。故に萌よりも問いかけられる、考えさせられる作品だった。自分の中ではスイプとかと同じ位置にある作品。
 
★アヅマ
絶叫嘔吐AV喘ぎの人間ローションさん。少し昔に流行った無気力系主人公。CV刺草ネトルさんの演技が物凄く銀さんっぽくて意識してるのかと思った。
プレイヤーは全てを見てるからこそアヅマの言動が怖かった…。レイプされても暴力されても殺人しても次の場面ではスッと日常に戻ってる主人公。攻めキャラたちは極限状態で化けの皮が剥がれ本性が見えるのに、アヅマだけ剥がしても剥がしてもよくわからない。中身がないのか、それとも剥がしても元に戻るのか…。特殊な生い立ちを考慮しても、思考が読めず最後まで掴めない怖い人でした。
 
マスタベ、ザーメン、和姦など言葉のチョイスから日頃のエロ趣味が気になる人。腹パンする攻。ムラッと来たときの反応がわかりやすいのが可愛く、初エロシーンでまずアヅマの喉仏を攻めたのがとても良かった。ハピエンの最後の最後で初めてキスしたのは、本当の意味でマツダの心を開けたからかなと思って萌えました。あと極バッドでの「死体隠す?」展開、あれも地味に最高BLシチュでした。
あとはCVテトラポット登!!じゅるじゅるちゅぱちゅぱ激しすぎやしないか!?(感謝) 水音が凄すぎて完全にアヅマを飲んでる。殴ってる演技がちゃんと楽しそうなのがすごく良かったです。
 
★ミツギ
萌えるツンデレ攻。第一印象が悪い人ほど実は良い人の法則。頭がキレるので色々わかってるけど、分かった上で動いてるのが良い。SMっぽいセックスになるかな?首絞めとか剃毛とかするかな?と思ってたけど想像よりかはノーマルプレイなルートだった。そして匠の技巧が冴え渡るエロテクと「慎めよ」発言はクソ笑いました。
あとCV一条さんは個人的に攻めより受け演技の方が萌えるんだよなぁ…。
 
★タカラ
チョコ、オレンジ、ザーメン。黒幕で仕掛人。だけど本人の想像以上の事が動いてるので、その時々で素直に動いてる感じが良いやつだなと思いました。あと食人種なら性的に食うって意味でタカラ受の方が正しいのでは…??罰ゲームのくすぐり地獄ドドド性癖なのでアヅマがもう少しエッチな展開になってたら最高だった。
実はCV湯町駆の演技目的で購入を決めたのですが、結論としては買って良かったです!!湯町駆のこんな演技初めて聴いた!!そしてとんでもない役やってくれてありがとう!!「さいっこおおおおお゛お゛お゛お゛お゛」の絶叫発狂と、長時間のじゅるじゅるちゅぱちゅぱフェラ音と、バキュームフェラの吸上げ音と、アヅマをちゃんとヅって発音してるのが最高に良かったです!!湯町駆は天才です。喉労ってください。

 
★シマダ
カメラマンといえばハメ撮り、という常識を超えた上級者プレイをしてくれた人。キメセクめっっちゃ好きなのに、なんか…想像と違った…。どっちかっていうと赤ちゃんプレイ寄りだった。マツダもシマダも~というEDは結構予想外で良かった。
 
★ホンゴウ
見た目と反して穏やかで心優しい萌えキャラ。かなり好きなキャラです。エロシーンはまさかの挿入なし。悲しすぎた。入らないならホンゴウさんが騎乗位すればいいのでは?と思ったがそんな展開は1ミリもなかった。何故。ねっとり言葉責めもキモイとは思わず、良い声で読むエロ同人っぽくて良かったです。
 
 
●良い点:良い意味での問題作
●悪い点:絶対、人を選ぶ
●一言 :まず体験版!あえば楽しい!
 
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